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Owner’s Manual
Owner’s Manual
過熱保護
あらゆるアンプは熱を発生しますが、HR624 MK2 は電気
的にも温度的にも効率がよくなるように設計されています。
• 何らかの理由でヒートシンクが熱すぎる状態になった場
合は温度スイッチが作動し、HR624 MK2 はスタンバイ
モードに切り替わります(電源スイッチを囲むリング[10]
が消灯します)。
• このような場合は、キャビネット後部での空気の流れが
妨げられていないかどうかを確認してください。
• ヒートシンクが安全な温度にまでクールダウンするとス
イッチはリセットされ、通常の動作が回復します。
磁気シールド
HR624 MK2 スタジオモニターは、大きな磁性体を内蔵
したドライバを搭載していますが、その磁性体は、磁場が
周囲に漏れ拡がってコンピューターのディスプレイやテレ
ビの画面を乱すことのないようにシールドされています。
シールドされていないスピーカーの場合、CRT ディスプレ
イに近く設置すると画面の形や色を歪ませてしまう原因と
なります。ただし、磁気に対して特に敏感なコンピューター
ディスプレイやテレビをお使いの場合は、スピーカーを 10
cm ほど遠ざける必要があるかもしれません。
入力信号の結線
HR624 MK2 の
SIGNAL INPUT
[1] 端子と信号ソースとの
接続には、高品質なシールドケーブルをお使いください。
• フォイルテープでシールドされたケーブル、例えばベル
デン(Belden)社の 8451、8461、9501 などがスタジオの
結線によく使われています。
• マイクケーブルも使えます。
• シールドの質が良いほど、外部ノイズ(EMI や RFI など)
の乗る可能性が小さくなります。ケーブルは、AC 電源
コードや電源アダプターを避けるように引きまわしてく
ださい。これらはしばしば、オーディオ信号におけるハ
ムノイズの原因となります。特にコンセントやコードの
束は、ハムノイズの隠れた元凶です!
• Mackie 社製品販売店で、高品質ケーブルをお求めになれ
ます。
• 例えばホームシアターなどで、ご使用のステレオレシー
バーにプリアンプ出力や他のラインレベルの出力端子が
無い場合、レシーバーのスピーカー出力を HR624 MK2
の入力へと接続する必要があります。
注意:スピーカー出力を HR624 MK2
の入力に直接接続しないでください!
スピーカーレベルはラインレベルより
もはるかに大きいので HR624 MK2 の
入力回路を損傷する恐れがあります。
このような場合には、スピーカーレベル / ラインレベル
信号変換アッテネーターを、レシーバーのスピーカー出力
と HR624 MK2 の入力との間にはさみ込んでください。アッ
テネーターのご購入については、Mackie 社製品販売店にお
問い合わせ頂くか、またはご自身でもお作りになれます。
クリーニング
キャビネットを包むプラスチックの防護フィルムを剥が
します。
ノート:プラスチックの防護フィルム
はずっとそのままにしておいても構い
ません。あるいは、外装仕上げを防護
するため、設置台と接触する面のフィ
ルムを剥がさずにおいても構いません。
いずれにせよ、キャビネットの移動や修理のための運搬な
どの際に再び使用できるよう、剥がしたフィルムはきちん
と保管しておきましょう。
HR624 MK2 のピアノのような黒い光沢仕上げのキャビ
ネットは非常に美しいと同時に、非常にデリケートです。
光学機器(メガネや CD、DVD など)のクリーニングに用
いるようなグレードの高い、ひっかき傷を与えないクロス
でキャビネットの外装を拭いてください。