Fender B-DEC 30 Musical Instrument Amplifier User Manual


 
B-DEC 3O
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fender.com
MIDIセットアップの基本
B-DEC 30の最も基本的なMIDIの操作は、MIDIインターフェイス機器
を介してパーソナル・コンピュータと接続した上で行ないます。ほとん
どのMIDIインターフェイスは、USB、あるいはより古いPCではゲーム・
ポートを使用し、ほとんどの楽器販売店で購入できます。機器のセット
アップを正しく行なう方法については、インターフェイスの製造元にご
確認ください。B-DEC 30のMIDI機能をフルに活用するには、B-DEC
30のMIDI InポートからMIDIインターフェイスのMIDI Outに、そして
B-DEC 30のMIDI OutポートからMIDIインターフェイスのMIDI Inポ
ートにMIDIケーブルを接続してください。接続については、図をご参照
ください。
プリセットのダンプとロード
上記のセットアップを行なうと、コンピュータにプリセットを保存し、後
でコンピュータからB-DEC 30にプリセットを移動することができます
。プリセットは一つ、または全てを一度に移動できます(ページ144、
UTILITYモード」参照)。これらの操作には、サードパーティー製のPC
用ソフトウェアが必要となります。必要となるソフトウェアは「MIDIラ
イブラリアン」または「SYSEXユーティリティー」などと呼ばれるもの
です。ご使用のコンピュータで使用できるソフトウェアは、オンラインの
サーチエンジンなどで検索できます。必要となるアプリケーションは、
外部機器からSYSEXダンプを受け付ける機能が必要です。選択したソ
フトウェア側で、使用するMIDIポートを指定し、SYSEXダンプの受信
を待機する状態に設定します。これらの設定を行なう方法については、
ご使用のソフトウェアのマニュアルをご参照ください。設定が完了した
ら、B-DEC 30のプリセットを「.SYX」形式のファイルとしてコンピュ
ータ上に保存して、インターネット上に公開したり電子メールで送信する
ことにより他のB-DEC 30ユーザーとプリセットを交換できます。
プリセットをB-DECにロードする場合にも、サードパーティー製のソフ
トウェアが必要となります。ほとんどの場合、SYSEXダンプをコンピ
ュータ側で取り込む機能を持ったソフトウェアは、逆にコンピュータか
ら外部機器に送信する機能も備えています。まず、外部機器との交信
の設定が行なわれたSYSEXアプリケーションを開きます。次に、ファ
イル名が.SYXで終わるB-DEC 30のプリセット・ファイルを開きます。
B-DEC 30は常にこれらの情報を受信できる状態にあります。B-DEC
30が有効なプリセット・ファイルを受信すると、セーブを行なった際に
表示されるプロンプトと同じものが表示されます(ページ138、「基本
操作」セクションの「変更した設定のセーブ」をご参照ください)。
B-DEC 30ソフトウェアのアップデート
上記のMIDIコンフィギュレーションを行なうことにより、Fenderが将
来的にhttp://www.fender.comにてダウンロード可能となるB-DEC
30ソフトウェアのアップデートを公開した場合に、その用途にもご使
用いただける様になります。ダウンロード・サイトでは、アップデート
に関連する情報も公開されます。一般的には、この操作を行なうには
、UTILITYメニュー(ページ144、「UTILITYモード」参照」)から「
Amp Update」(アンプ・アップデート)を選択し、画面の指示に従いま
す。「Save」(保存)を押すと、工程が開始します。B-DEC 30がMIDI
アップデートのファイルを受信する用意ができた旨のメッセージが表示
されたら、プリセットのダンプとロードに使用したSYSEXアプリケーシ
ョンで、B-DEC 30のアップデート・ファイルの情報をアンプに送信し
ます。アップデート・パッケージには、その他の重要な情報や指示が含ま
れている場合があります。アップデート・パッケージに同梱されている
書類がある場合は、そちらを必ずお読み下さい。
内蔵シンセサイザーを外部コントローラから鳴らす
B-DEC 30はGeneral MIDI(GM)対応のシンセイザーを搭載してお
り、外部MIDIコントローラから発音させることができます。MIDIコン
トローラ(典型的な例では、キーボードまたはPC)のMIDI Outから
B-DEC 30のMIDI Inポートにケーブルを接続します。MIDIコントロー
ラを10以外のMIDIチャンネルに設定すると、B-DEC 30内蔵のシンセ
サイザーをコントロールできます(チャンネル10は、ドラムキットに使
われます)。音色を変更するには、適切なプログラム・チェンジ情報を
MIDIコントローラから送信します。ご使用のコントローラでこの機能を
扱う方法については、MIDIコントローラのマニュアルをご参照ください
。GMの音色リストは、付録をご参照ください。
B-DEC™ 30 MIDI
ガイド